育休パパの育児日記

卵摂取による鶏卵アレルギーの予防

      2017/06/28

2017年6月16日に小児アレルギー学会から興味深い報告がありました。

子供の鶏卵アレルギーの発症予防として、生後6ヶ月から鶏卵を少しずつ食べさせることを推奨する旨の論文「鶏卵アレルギー発症予防に関する提言」が発表されています。

参考文献:日本小児アレルギー学会論文のリンク

 

論文の発表の要旨

 

論文の要旨をまとめると下記の通りです。

  • 旧来のアレルギー予防としての安易な除去食は誤り。家族歴も関係なし。
  • 離乳は遅いよりも早い方がアレルギー発症リスクは少ない
  • 鶏卵アレルギーの予防として生後6ヶ月から鶏卵の微量摂取を推奨する
  • 摂取は医師管理の下、行うことが望ましく
  • 既に鶏卵アレルギー、アトピー性皮膚炎を発症している場合は危険であるため特に慎重に

 

 

 

除去食は誤り!

 

今まで小児アレルギーの定説として、食物アレルギーの発症予防として、鶏卵やピーナッツなどの原因となりやすい食品は離乳期早期から摂取を避けることが望ましいとされていました。しかし、これは明確な誤りであるとされています。

離乳時期も遅いよりも早い方がアレルギー発症のリスクが低いとされています。

 

近年では離乳の時期が徐々に遅くなっており、1985 年には生後 4 か月で 34.9% が離乳食を開始していたのに対し,1995 年では 25.0%,2005 年には 10.9%,2015 年には 0.8%(平成 17 年度 乳幼児栄養調査結果の概要;平成 18 年 6 月厚生労働省)となっています。

私の身の回りに集まってくる子育て本や読み物を見ても、6ヶ月から離乳食とされています。

 

今回発表された論文中においても

 

「ピーナッツアレルギーの発症リスクが高い国では,乳児の離乳時期においては“遅く”ではなく,むしろなるべく“早く”ピーナッツの摂取を開始するほうが有益である」との国際的なコンセンサスステートメントが発表されるに至っている

 

との記述があり、「離乳は早く」「除去食はしない」が正しいといえそうです。

 

実験の内容

 

今回、国立成育医療研究センターで実施された実験内容は下記の通りです。

” アトピー皮膚炎を発症した乳児を対象としたランダム化比較試験(PETIT スタディ,図 1)25)では,12 か月まで鶏卵を完全除去した群では 37.7%に鶏卵アレルギーを発症した一方で,生後 6 か月から微量(50 mg)の加熱全卵粉末を開始し,生後 9 か月から少量(250 mg)の加熱全卵粉末を毎日摂取した介入群では,1 歳における鶏卵アレルギーの発症率は 8.3% と,有意に減少させることを示した.”

卵摂取におけるアトピー性皮膚炎の予防3

 

 

実施する場合は医師管理の下で

 

この論文に書いてあることを実施する場合は、医師管理の下で行って下さい。また既にアトピー性皮膚炎と診断されている場合、症状を寛解(皮疹がなくなる)させておく必要があるとされています。間違っても、皮疹がある状態で自己判断で鶏卵を与えることがないように注意して下さい。

 

ゆうきも既に生後4ヶ月(137日目)になりました。そろそろ離乳食を始めてもいい時期かもしれません。

 

 

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