育休パパの育児日記

幼少期の読書は本当に学力を上げるのか1

   

先日の記事(童話館の「ぶっくくらぶ」サービス)にてつぶやきましたが、

読書をすると本当に頭がよくなるのか、ということについて調べてみました。

 

 

教育経済学

上記のような教育に関する仮説を経験則やなんとなくの思い込みではなく、事実としてのデータを基に結論を導くのが教育経済学です。

よく、「親の年収と子供の学力」「親の学歴と子供の学歴」のグラフを見ますよね。ああいうものです。

 

その教育経済学で最近少し話題になったのが『学力の経済学』という書籍です(著者:中室牧子 慶応大准教授)。

数年前に読んだ本ですが、確か読書に関するデータがあったのを思い出して、引張り出してきました。

 

読書と学力に相関関係があるのか教育経済学の観点から見てみたいと思います。

 

 

読書は学力に関係あるか

今回は読書量と学力に関してです。

ここで注意しなければならないのは、「A:読書をしているから学力が高い」と「B:学力が高い子は読書をする」を混合しないこです。
いずれにしても、読書と学力に相関関係はあると思いますが、因果関係の方向性をきちんと理解しなければなりません

書籍中では下記のような実験が紹介されていました。テキサス大学による実験です。
フィリピンのある地域にて、現地NGOが学校と協力して読書マラソン(要は本を沢山読む)というイベントを実施しました。
2900人を対象として、半数は未実施、残りの半数だけ読書マラソンを実施しました。
その後、読書マラソンの実施・未実施グループ間の学力の差異を調査しました。

 

その実験結果から導かれる結論は

  • 読書は子供の国語の学力を上げる効果を持つ
  • 算数や理科などの他教科の学力には影響しない

つまり、この実験に限っては
読書に子供の学力全体を底上げる効果はなく、国語にだけ学力を上げる効果がある」ということです。

まぁ、なんとなく理解はできますね。読書によって直接的に鍛えられるような、語彙や文章理解力といった能力は国語には威力を発揮しますが、理科で役に立つかというと知識的な学力埋める効果はありませんから。

 

しかし、筆者は下記のような調査データも示しています(注:これは日本のケース)
子供が小さい頃に読み聞かせを行ったり、読書を促すことをした場合、そうでない子に比べて国語に限らず数学の学力も高いということです。
さきほど紹介した実験結果と噛み合いませんね。

読み聞かせと学力

但し、実験の母集団と調査の母集団がフィリピンと日本で異なり、全く同列では語れませんので「矛盾」とはいえません。
なにより、日本の調査の場合は「読書→学力」なのか「学力→読書」なのか分かりません。

 

結局、どうなのかよく分からなくなりましたね。

 

これに関して、静岡大学も過去に調査した論文を報告していましたので、また後日書きたいと思います。

 - 書籍, 社会のこと

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